2014年11月28日金曜日

ガルバリウム鋼板

 外装材として当事務所でも多く使用していますガルバリウム鋼板ですが、どのような特性があるのかと打ち合わせ時にお客様からのご質問が多いので、簡単に種類も含めて説明したいと思います。

 ガルバリウム鋼板はアルミニウム(Al)55%+亜鉛(Zn)43.4%+珪素(Si)1.6%の合金を用いていて
防食性が高く、北海道のような寒冷地でも窯業系のサイディングと違い凍害の影響を受けづらく、また軽量なので構造材にも負担が少なく意匠性が高くディテールにこだわるとスッキリとおさめられます。

 板金の種類によっては角に役物を付けないでスッキリおさめています。
 窓周りのおさまりもなるべく目立たないように考えています。

 また、他の素材(木・石・金属・コンクリート・塗り壁等)とも合わせやすい素材です。

 種類もとても豊富です。

 北海鋼機さんが数年前に開発された「ガルフォルテ」という商品は実は私が一番早く採用しておりました。

 カタログにも掲載もされていますので、どうぞそちらもご覧になってください。  (A)


左が角スパンで右側が小波横貼り。


小波横貼り。出隅に役物使用していますが限りなく小さくおさめています。
基礎水切りも可能な限り小さくしました。

外壁が長尺立平で軒天部分はスパンドレルを使用。
陰影をつけるため軒天部分は若干色を濃いもので仕上げています。

左側が長尺立平で右側が大波横貼り。

窓廻りは抱きおさまりにしてスッキリおさめました。
出隅はヘミング加工でおさめ、基礎水切りもなくして
外壁を下げることにより基礎の存在をなるべく目立たなくしています。

長尺立平。塗り壁、石、金属、木、RC塀ともマッチします。



上記カタログにも掲載されたガルフォルテ採用の住宅エントランス部

http://www.atelier-casa.net/

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