2015年4月15日水曜日

Works 更新しました

 3月末完成、4/4(土)にお引き渡ししました  「SHOWAの家」 を
Worksに掲載しました。

 昨年の2月にお会いして完成まで1年2か月・・・

 引き渡しと共になんだかとても寂しい気持ちになっています・・・
 たくさんの思い出をありがとうございました!!

 初めてお会いしたときにわたしの建築に対する思いや考えを長々と
お話しさせていただき、考え方に共感していただいたのだと思います。

  おそらく初面談で3時間以上は、熱く語らしていただいたと思います・・・(^_^;)

 Sさんご夫婦の要望項目は50項目以上はあったと思います。

 それを一つ一つ確認しながら整理していきました。

 その要望も具体的な部屋の帖数などは書いて無く(そこがとても共感できるところでした)
「こんな空間がいいなぁ」  「こんな暮らしがしたいなぁ」 
というイメージをたくさん挙げていただきました。

 要約すると 趣味を住宅の中で満喫できる空間を設計することだ 
と考えました。

一つ目の趣味として「カフェ巡り」・・・どちらかというと昭和懐かしい喫茶店。
 


 すぐに学生時代に私自身が、ほぼすべて制覇したのではないかと思う
札幌の「オヨヨ通り」に面した場所にあった当時のオシャレな喫茶店をイメージしました。

 隠れ家のようで雰囲気が良くて、ちょっと大人になった気分になれ、オシャレな人達が
集う居心地の良い空間がそこにはたくさんありました。

 今と違い当時はネットも無い時代なので、お店を探し出すのにも大変苦労した記憶があります。
「オヨヨ通り」には喫茶店の他にも古着屋さんもたくさんあり、当時行きつけだったそこのお店のおねえさんから教えていただいたり、情報誌から情報を得たり、友人と情報交換したりしてお店を探し出していました。
 
 わたしにとってそんな懐かしくて楽しい思い出がたくさんの「昭和」を住宅の中に
表現できないかと思い、家の中にカフェを組み込む設計 を考えました。

 家の中に居ながらにしてカフェにいる気分を味わえられる空間・・・

 もう一つの趣味は「読書」・・・ とにかく本がたくさんあるので本を収納できるようにと
のことで約4,000冊まで収納できる本棚を色々な場所に設置する計画としました。

 また、読書の出来る場所をあちこちにちりばめる設計にすることにより、
「部屋(居室)」という概念を排除した「こもれる場所」 
を設けました。
 
 天井の高さも低かったり、高かったり、子供の頃におばあちゃんの家でいとこみんなで
かくれんぼをしたような、楽しい昭和の家を再現したいなと・・・


 
 
 
   何度も何度も検討し、色々と試行錯誤しながら出来上がった建築です・・・

 おかげさまで Project 進行中のクライアントの方も増えてきました。

 色々な方と出会い、助けていただき、また応援していただきとても感謝しています!!
 
 これからも、たくさんたくさん考え続け、そして、もっともっと妄想して、
クライアントの方に喜んでいただける建築をスタッフ一同全力で創っていきます。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします!! (A)

 


 

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